キッコウハグマ　（亀甲白熊）

キク科　モミジハグマ属

咲き出すのは10月の後半でしょうか。涼しさが深まり、花の少なくなった頃の山の木陰でひっそりと咲きだします。
この“ひっそり”という表現がピッタリの花だと思っています。愛おしくなるような花です。花の季節が終わった事を実感する頃の山で見つけるから、なおさらなのでしょう。
　
花のアップを見てください。15弁の花に見えますが、５弁の花が３つ集まって１つの花に見えるのだそうです。なるほど、よく見れば雌しべが３つ見えます。肉眼ではわかりづらいほどの、小さな花ですが。（直径１ｃｍくらい）

小さな花ですが、クルっとカールした花びらは肉眼でも確認できます。これがとても可愛らしい雰囲気を醸しだしているんです。

『葉の形が亀の甲に似ている』というのが、名前の由来だそうです。
う〜ん・・・まあ・・・
見えない事もないか・・・。