クサノオウ

瘡（皮膚病）の薬草だから『瘡の王』だという説がある。どちらにしても何故『王』なのかが気になる。
また、黄色い汁が出るから『草の黄』だという説も有る。それも日本語の言い回しとして、変な気がする。
結局名前の由来は、はっきりとはしていないのかもしれない。が、植物の名前なんてそんなものだ。へんてこな名前を付けられている野草が多い中、むしろいい名前かもしれない。『草の王』に聞こえるからね。少なくても私は、最近までそう思っていた。

ハッとするほど鮮やかな黄色。遠くから見ても綺麗だ。が、花のアップ（写真右）を見てみると・・・。緑色の雌しべが違和感がある。なんとなく青虫に見えなくも無い。

薬草であると同時に、毒草でも有る。食べると中毒症状を起こすとか。