オミナエシ

咲き出すのは夏真っ盛りの７月後半くらいからです。
それでも花を満開に咲かせ、１番美しいのは夏から秋へと移ろう頃でしょうか。
黄色に輝く美しい花です。大好きな花の一つ。
秋の七草の一つであるから、昔から日本人に愛されていた花なのでしょう。日本の野に、たくさん咲いていたのだろうと想像します。
でも今は、野生のオミナエシを見かけることは滅多にありません。
たまに用水路の端や、畑の脇の野原などで見かけますが、もしかしたら誰かが種を蒔いたのかもしれません。純粋な自生種ではないのかもしれませんが、それはそれでいいんです。

オミナエシの鉢植えをベランダで栽培したことがあります。実はこの花、臭いんです。何かが腐ったような臭いをだすんです。狭いベランダ中に腐臭が漂い、参った事がありました。でも、野で見るオミナエシは臭くは無いんですね。鼻を近づけてみると、なるほど確かにあの腐臭がします。でも、野の中ではその臭いが気にならないんです。やはり野の花は野で見るのが１番なんだなあ、と改めて思いました。