ツクバネソウ

これでも花です。
最初見た時は、花びらが散ってしまってシベだけが残ったのだと思いました。
奇妙な姿です。
噴水のような赤い部分が雌しべ、それを囲む8本の糸状のものが雄しべだそうです。
で、花びらは？
そっくり返っている緑の部分です。正確に言うと、花びらではなくて外花被片というのだそうです。

図鑑やネットでツクバネソウの写真をいろいろと見てみました。、外花被片がそっくり返らずに水平に広がっている写真もあります。雌しべが赤くなく、緑色の写真もあります。
どうやらこのページの写真は、花が受粉した後の姿ではないかと思っています。
　
葉は4枚だけ。十字型に輪生しています。これもツクバネソウの特徴の一つです。
　
とにかくインパクトのある花です。一度見たら忘れません。
　
梅雨の頃、山の薄暗い林縁で咲く花です。