ヨウシュヤマゴボウ

とにかく大きい。背丈も人の背丈くらいになるし、横にも広がる。知らなければ木だと思ってしまうでしょう。
どこにでも生えているし、存在感も有るから、「見たことが無い」という人はあまりいないでしょう。

花は梅雨の頃から咲き始める。夏の間、次々と花を咲かせては実を結んでいく。秋も深まる頃まで花を見る事ができる。
その実は、熟すと黒に近い赤紫色。昔、女の子がままごと遊びに使っていた気がする。今でもつい、実を摘んでみたくなる。でも、洋服につけてしまったら、シミが取れなくなるのでご注意を。
茎も赤紫色をしているのだが、太い茎だけが赤紫で細い部分は緑色。これが秋になると、細い先端の茎まで赤紫に色づいてくる。そればかりか白かった花までが、赤紫になるのである（写真左下）。そんな変化も面白がって見ているのだ。

このブドウっぽい実から、ついヨウシュヤマブドウと言い間違えてしまう。
ヤマゴボウなんていうと、食べれそうな気もしてしまうが、有毒なのだそうです。