ヒキノカサ

ヒキノカサ　（蛙の傘）

キンポウゲ科　キンポウゲ属

花は、同じ仲間のキツネノボタンにも似ています。
でも、草姿は全く違う。キツネノボタンは、背丈５〜６０ｃｍで、茎も太くガッチリとした姿です。が、このヒキノカサは、背丈２〜３０ｃｍ。茎は細く、地面に広がるような姿です。

湿地帯に咲く花なのだそうです。湿地の花の多くがそうであるように、このヒキノカサも生息地が減り、姿を消しつつある花です。絶滅危惧�U類に指定されています。神奈川ではもう絶滅してしまったのだとか。この写真は、さいたま市の田島が原で撮りました。ここは、サクラソウの自生地として保護管理されている草原です。そんな場所でも、年々数が減ってきているような気がしてなりません。

名前の由来は、花を蛙の傘に見立てたのだそうです。
そういうイマジネーションは大好きです。
葉っぱもよく見れば、蛙の手に・・・見えなくもない・・・かも。
　
花期は４月頃。