オトコエシ　（男郎花）

オミナエシ科 オミナエシ属

オミナエシ（女郎花）に対して、強く丈夫そうに見えるから、オトコエシ（男郎花）と名付けられたそうだ。
それほど強そうにも見えないが・・・。オミナエシに比べれば、茎も太いかもしれない。
オミナエシと同属であるから当然だが、花姿はよく似ている。花色が白い事を除けば。
図鑑によると、『山野にごく普通に見られる』となっているが、多摩丘陵ではそれほど多く生息しているとは思えない。それでも時々山林の中で見つける事ができる。見つけると嬉しくなる花の一つだ。

真夏から咲き出すオミナエシにやや遅れて、晩夏から初秋にかけて咲き出す。10月半ばまで花を見る事ができる。
咲き始めの頃は、ほんのりと爽やかな香りがする。それが花も終わりに近い頃になると、オミナエシと同じような臭い腐臭を放ち始める。