ツメクサ　（爪草）

ナデシコ科　ツメクサ属

花はノミノツヅリにも似ていますが、葉が違います。このツメクサの葉は、松葉のように細長く尖っているのが特徴。
上の写真は、駐車場のインターロッキングの隙間に咲いていた物。このようにコンクリートや石垣の隙間に生えている姿をよく見かけます。よほど隙間が好きなのかもしれません。
ところが下の写真は、けっこう山深い場所で撮りました。清らかな沢沿いの岩と岩の隙間に咲いていた物。
ツメクサは街中の雑草だと思っていましたから、よく似た別種の花だと思いました。が、いろいろと調べてみましたが、該当するような品種は無く、やはりツメクサなのだろうという結論。「都会から奥山まで！」と驚いています。
街中では、地面に這うように生えている姿をよく見ますが、山中のツメクサは背丈２０ｃｍくらい。のびのびと咲いているように見えました。

花期は３〜７月という事になっています。が、晩春から初夏にかけてが、一番花をよく見る時期だと思います。
５ｍｍくらいの小さな小さな花ですが、意外と存在感があります。他の植物があまり生えないような、コンクリートやアスファルトの隙間で見かけるからかもしれません。
隙間が好きなこの花ですが、太陽も大好き。晴れた日の日中にしか花を開きません。