ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサク　（山延胡索）

別名：ヤブエンゴサク

ケシ科　　キケマン属

この独特な花の形ですから、キケマン属だとすぐに判ります。
名前の通り、山に咲く花です。４月頃の山道の傍らで見る事ができますが、数はそれほど多くは無いように思います。
　
花の形は、同じ仲間のジロボウエンゴサクにそっくりです。写真だけを見ると、迷う事も有るかもしれません。でも、ヤマエンゴサクの方が大きいのです。背丈も大きいし、花も大きい。
図鑑によると、ジロボウエンゴサクの花は1.2〜2.2ｃｍ。ヤマエンゴサクの花は1.5〜2.5ｃｍとなっています。こうして書くとたいして違わないように思えますが、実際に見てみると大きさの違いははっきりとしています。印象的には倍くらいは違うように思えます。
他の違いは花の色でしょうか。両方とも紫色の花ですが、ヤマエンゴサクは青味が強く、ジロボウの方は赤味が強い。